ベランダ、バルコニーにウッドデッキを敷こう ~前編~
ベランダやバルコニーの床への人工木ウッドデッキの敷設は非常に簡単です。
人工木ウッドデッキの枕になる「根太(ねだ)」を敷いて、その上にウッドデッキを置いて固定金具でとめるだけです。
人工木ウッドデッキの敷き方は以下の2パターンになります。
◆縦張り:建物に対して、ウッドデッキの床板を縦向き(垂直)に敷設する方法
◆横張り:建物に対して、ウッドデッキの床板を横向き(平行)に敷設する方法
どちらの張り方にも良し悪しがありますが、作業の難易度で言えば「縦張りの方」が、根太をざっくりと置けるので簡単です。
「横張り」の方は根太と根太の間隔をピッチをしっかり均等にせねばならなず、床板を止めていく作業の際に、うっかり触って動かしてやり直しになることがありえます。
また、人工木の床板を縦方向に切断するのが、結構コツがいるからです。
ここでは簡単な縦張りで説明致します。
今回人工木ウッドデッキを置くバルコニー(ベランダ)はこんな感じです。
ここに人工木デッキを縦張りで敷いていきたいと思います。
まずサイズを計測します
今回は水勾配(水が流れる程度の傾斜)は無視をして、バルコニー床の勾配なりに敷くことにします。
バルコニーの出幅は106㎝でしたので、床板1枚の長さは105㎝とします。
注意点
ここで注意することがあります。
床板の長さは出幅ピッタリの106㎝にすると、人工木ウッドデッキの床板が熱で膨張した際に、バルコニーの壁をグイグイ押して、バルコニーの防水層のFRP膜をバリンと割ってしまいます。
ちょうど1本210㎝の床板があったので、これを半分に切って105㎝の床板を2本作ることにしました。
キレイに半分になりました。
同じ作業を必要本数分行います。
ベランダの奥行きは700cmでしたので、人工木デッキの1スパン18㎝(板幅17.5㎝+板間隔0.5㎝)で割ると必要なウッドデッキ床板本は39本となります。
必要本数分切断したら、いよいよ人工木ウッドデッキを敷いていきます。
後編につづく・・・