束石(つかいし)って何?
束石とはウッドデッキの足となる「束柱(つかばしら)」を乗せるための石のことです。
束石の役目としては
・上に乗る束柱がズレないようすにる。(=ウッドデッキが動かないようにする)
・束柱が地面に沈んでいかないようにする。(=ウッドデッキの水平が保たれるようにする)
束石の種類
この条件を満たせれば、何も石材でなくても良いのですが、コストと耐久性の観点から
一般的には以下が選ばれているようです。
・沓石(くついし)
・ピンコロ
・平板(へいばん)
・軽量/重量ブロック
・コンクリート基礎
束石には何を選んだらいいの?
どれが良いのかと問われれば、ウッドデッキを設置する庭の地面の状態で決めて下さい。
※束柱の位置がコンクリートの場合は、束柱の種類によっては束石そのものが要らない場合があります。
束石選びについては、設置個所の転圧後、置いた石の「沈みこみ」がありそうかどうかで判断して良いと思います。
沈みこみがありそうであれば、底面の大きな束石を。
沈み込みがなさそうであれば、底面の小さいものでOKです。
降雨後の水はけが悪く、ぬかるみ状態になりがちであれば、どんなにしつこく突き固めても、どんなに大きな底面の大きな束石を使っても徐々に束石は沈んでいきます。そういう立地の場合は、コンクリートや砂利で沈み込まないようにする処置が必要になる場合もあります。
工法にもよりますが、一般的に人工木ウッドデッキは設置後の調整が簡単なのですが、それはあくまで束石が沈んでいない状態であるのが前提となります。
束石の精度はウッドデッキの組立や調整はもちろん、その後のメンテナンスに大きく影響します。
快適なウッドデッキを作り上げるためできるだけ丁寧にやりましょう。