『サニージュ(後付けサンルーム)の屋根の材質はアクリルなんですか?』
こんなご質問を頂きました。

回答としましては…材質は『ポリカボーネート』です。
新幹線の窓・車のライトのカバー・アポロ月ロケット等に使用されているとご説明いたしましたが
アクリルと変わらないのではないか?とご質問も頂き…

実は私もこの業界でテラス囲いや後付けサンルームに携わるまで同じものと考えていました。
サンルームも以前は屋根材にアクリル又はガラスの商品が殆どでした。
そこで後付けサンルームに使用されているポリカボネートとアクリルの機能性の違いについて
簡単にご説明し後付けサンルームの屋根の材質がなぜ、アクリル~ポリカボネートに変わったかご理解頂ければ幸いです。

■耐衝撃性(割れにくさ)
後付けサンルームの屋根にガラスは、非常に割れやすい素材でありその代用としてアクリルとポリカーボネート(ポリカ)が使われています。
さらにアクリルより割れにくい耐衝撃性があるのはポリカです。

■燃焼性・耐熱性
アクリルは燃えやすい(可燃性)の素材ですがポリカは燃えにくい素材になっています。
ポリカは火をつけても自己消化性が強いので火は消えてしまいます
耐熱温度ではアクリル70~90℃ ポリカは120~130℃と言われています。

■耐候性
アクリルの場合ほとんど日光の影響を受けませんが、ポリカは長時間の日光で変色することがあります。
ポリカはそれだけ紫外線を効率よく吸収してしまうというこです。

■透明度
透明度はポリカよりアクリルの方が高く、ポリカ85%に対しアクリルは93%です。
ちなみにガラスは92%です。

■加工性
カッターによる切断性はアクリルのほうが断然加工性はあります。
キリ穴をあけたり切断する事ができます。またポリカは非常に傷がつきやすく仕上げの磨き加工ができないデメリットがあります。

このように美的外観が求められるところはアクリル。
耐火性・耐衝撃性が求められるところはポリカネートを使用しております。

以上のことから、一般的な後付けサンルームの屋根には断然、ポリカという事になりますね。
LIXILテラス囲い後付けサンルーム『サニージュ』の屋根材にもポリカで好みの色・機能性のある加工したポリカ当が品揃えしてありますので是非お問い合わせください。