人工木ウッドデッキとは

人工木ウッドデッキとは、その名の通り人工的に作った木そっくりな素材(人工木材)で構成されたウッドデッキを指します。

一般的な人工木材は「ポリプロピレン」や「高密度ポリエチレン」などの、耐候性の高い樹脂を基材としたものに木粉を配合して作られており、
別名樹脂デッキとも呼ばれています。
※木粉の有無、配合比率については、各メーカーにより様々です。

住宅建材メーカーのリクシル(トステム、TOEX)、YKKAP、三協アルミをはじめ、様々なメーカーがオリジナルの人工木材、人工木ウッドデッキを製造しております。

参考画像:メーカー3社ウッドデッキ各種

メリット

人工木材の最大のメリットは、樹脂を主成分としたことで、腐らなく(極めて腐りにくく)なったこと。
湿度が高く、長い雨季のある日本において、屋外の木材は常に腐食、腐朽の危険に晒されます。
しかし人工木材は半分樹脂であるため、水分の浸透が起こらず、そのおかげで腐食しません。
腐食しないので、シロアリも寄せ付けないため、素材の強度や美しさがずっと損なわれません。

また、元々、本物の木(天然木)と比較して決して「安い」ものではありませんでしたが、新型コロナ禍やウクライナ危機に端を発する「ウッドショック」による木材価格の高騰により、本物の木の価格が跳ね上がったことで価格的にもほとんど差が無くなりました。

デメリット

デメリットとしては、本物の木と比べ加工に対しての対応力・柔軟性が低いことです。

▼リクシルウッドデッキ 樹ら楽ステージ床板 断面図

参考画像:リクシルウッドデッキ樹ら楽ステージ断面

図のように、ウッドデッキ床板の内部が中空になっているため、切断する向きや角度に制約があります。
またビスが打てる場所も限られてくるため、複雑な形状のウッドデッキを作成しようとすると色々工夫が必要になります。

さらにもう一つ、陽射しの下では、人工木材は表面がかなり高温になります。
大げさでもなんでもなく、ウッドデッキの上を裸足で歩くのが困難なほどの暑さです。

▼参考 リクシルウェブカタログより

参考画像:リクシルウッドデッキ・デッキ足裏温度

但し、これについてはリクシルが新製品「デッキDC」で解消したようです。
詳しくは ウェブサイトをご覧ください

デッキDC

当ショップのグループサイト「網戸の通販・網戸ネット」では、リクシルの人工木材ウッドデッキ「レストステージ」「樹ら楽ステージ」「樹ら楽ステージ木彫」「デッキDS」「デッキDC」の床板と床板専用の固定金具を販売しております。
是非、当ショップの人工木材をお客様のウッドデッキ作りにお役立て下さい。