おうちの大規模リフォームに際して、後付けサンルーム・テラス囲いが作業の邪魔をしてしまうケース。後付けサンルーム・テラス囲いはまだ年数も経っておらず、処分するのはもったいない。サンルーム・テラス囲いを一旦外して、外壁が仕上がったところで再取付けしたいというご相談、あまり多くはありませんが時々お問合せいただきます。

大規模リフォーム

サンルーム・テラス囲いの再利用、実はお受けしたことがありません。たしかに、まだ使える床材やガラスを捨ててしまうなんて環境保全の観点から照らしてみても良いこととは思えません。しかしながら、サンルーム・テラス囲いの再利用には、新規お取付けよりも多くの手間と費用がかかるのです。

まず「解体撤去」、それから「再組立て」ですから、工事費用はサンルーム・テラス囲いの「新規お取付け」よりも高額になります。

さらなる難題が、保管問題。

ハッピーコーポレーションはサンルーム・テラス囲いやその他すべての商材のご注文を、完全受注生産にて承っております。このため倉庫を持っておりません。

メーカーの物流センターでも、工場から運ばれてきた部材の保管期間は数時間程度。ただちに各現場へ搬送されていく前提ですから、長期保管できる用意はしておりません。となると、お客様宅のお庭に雨ざらしとなるか、または民間のコンテナ倉庫などを借りてサンルーム・テラス囲いを保管するしかありませんので、このレンタル料が必要となります。

その際、コンテナ倉庫内の作業はお施主様に責任を持っていただき、輸送は工事業者がトラックを出すとして、日時調整や積み下ろし・積み込み作業の責任分担等も頭の痛い問題。

もうひとつ。サンルーム・テラス囲いのそれぞれの部材は既に何年か使用済みです。一度ビスを打ったりコーキング剤を塗り込んだりしている以上、すべての部材が再利用できる状態にあるかどうかは解体してみるまでわかりません。つまり事前に正確なお見積りのご提案ができません。

結局、思ったよりも無駄な出費が省けず、お施主様の手間ばかり増える恐れが非常に大きい。このためハッピーコーポレーションでは、サンルーム・テラス囲いの再利用には積極的になれないのです。

リフォーム業者様に一括でお見積依頼なさって極力保管期間を短く抑えるか、自社倉庫等の保管場所を有している工事業者様にご相談なさることをおすすめいたします。

(スタッフS)